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委員会・局・室

データサイエンス委員会

委員長 高野 扶之貴
テーマ「富山YEGを深化させる新たな価値創造」

多くの行動変容を起こしたパンデミックを契機に、今大きな変革が起きています。IT後進国と言われた日本においてもリモートワークの推進やITの利活用が進み、Microsoftのサティア・ナデラCEOが『2年分のDXが2ヶ月でやってきた』と称するほど世界は急速にIT化を実現しています。また昨今ChatGPTを始めとした生成系AIの登場により世界においても今後ますます加速的にIT化が進んでいくことは明白です。これらのIT利活用にはデータが不可欠であり、それらのデータをどのように活用していくのかが何よりも肝要であると言えます。

昨今では地方自治体においてもデータの利活用は進み、急激な外部環境の変化にスピード感を持って対応していくために分析に必要なデータを自前で収集し、分析を行い、現状や活動を科学することで、ロジカルに最大公約数の幸福を実現する政策の立案などに活用されています。多くの組織において従来のFace to Faceの繋がりを今まで通り大切にしつつも、意思決定や評価においては定量的な目標設定を行うことで、今までよりも強靭な組織に変革できるのではないかと考えます。

今年度、富山YEGは50周年を迎えます。脈々と受け継がれてきた歴史をこれから先の未来に繋げていくためにも組織の強靭化は必要であると考えます。

データサイエンス委員会ではデータを用いて富山YEGの活動を分析し、定量的な成果指標に向けて組織を導くことで、データに基づく判断や議論ができる環境を構築し、活動のレベルアップにつながる情報共有を行います。またこれらの取り組みにより富山YEGを見つめ直す好機とし、これまでとこれからを融合した新たな価値の創造と、会員企業のデータリテラシーを向上させることを目的とします。
以上の目的を実施するために以下の5つの取り組みを実施していきます。

データを用いた定量的な成果指標の確立
富山YEGをより良い組織に変革させるために、定量的で達成可能な成果指標とは何かを、協議・模索し、確立します。

データの収集方法の検討・実施
委員会活動や事業など、YEG活動の準備・運営・結果を定量的に分析できるデータの収集の方法を検討し、実施します。

データの分析手法の検討・実施
収集したデータを元に、設定した目標を達成できるのか、どのような方法を用いれば達成に近づけるのかなどの手法を検討し、実施します。

データの利活用の検討・実施
分析したデータを利活用し、組織の強靭化に向けた取り組み方法を検討・実施します。

データを用いた組織の強靭化
利活用したデータを元に、広報室と協力することで会員の関心事として認識してもらえるような情報発信を行い、富山YEGがさらに強靭な組織となるようなアクションを実施し、取り組みの中で得た経験を元に会員企業のデータリテラシーの向上に寄与します。

富山YEGの歴史で初となる取り組みとして、『データを活用してYEG活動を科学する』をミッションに掲げ、事業や委員会活動などの成果指標達成に向け有機的な情報を提供します。これらの取り組みにより富山YEGをより深化させ、新たな富山YEGへ成長する進化を推し進めることで『新・進・深』の3つのシンを体現する『シン富山YEG』を生み出すことに挑戦する1年とします。多くの方にとって身近であるにも関わらず、意識しないと感じることのない『データ』を改めて認識し、『サイエンス』し見える化することで、より良いYEG活動・自社業への還元ができる委員会でありたいと思っています。
1年間どうぞよろしくお願いします。

委員会活動概要

  1. 定量的な成果指標の確立
  2. データの収集・分析・利活用の方法の検討と実施
  3. データを用いた見える化に資する勉強会の実施
  4. 広報室との連携による収集データを用いた組織強靭化