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委員会・局・室

会員局

局長代理 岩城 輝尚
テーマ「絆を紡ぐ~Stay hungry,Stay foolish~」

今年度、富山YEGは発足50周年という記念すべき年であり、特別事業も予定されていることから例年以上に多くの人と出会うことができ、活発な交流を図れる特別な年度となります。特に会員局は人と繋がれる機会が多く、今年度1年の活動を通してより多くのOB・OG、現役会員、新入会員が交流し、互いが研鑽に努めることで会員同士のより丁寧で強固な「絆を紡ぐ」ことをテーマに掲げます。

 会員の皆さんが富山YEGに入会した動機はなんでしょうか。仕事の繋がりや販路の拡大、自己研鑽、友達づくり、それぞれ多岐に渡るでしょう。
しかし、YEGに入ったからといってすぐにその目的が達成されるわけではありません。YEG活動を通して同じ志を持つ仲間達と交流し、自己研鑽に励み、富山YEGに貢献することで信頼が生まれ、そこでようやく自社の発展に繋がります。会員一人ひとりが経営者や経営に携わる者であることを考えるとYEG活動に多くの時間を費やし、自社業が疎かになってしまうという不安を抱くのはごく自然なことです。中には自社業や家族の時間を優先し、YEG活動自体が中々難しい方もおられると思います。ですが自社業に集中しすぎると、どうしても人間関係や思考に偏りが生じてしまいます。そんな中でもYEG活動で様々な業種・業態の会員と交流し、意見交換をすることによって思考や価値観をより柔軟にしてくれます。
富山YEGには定例会や事業、そして様々な委員会活動があります。そのどれもが「ここでしか体験できないこと」や「その瞬間でしか感じられないこと」であり、それは自らが考えて行動することで得られるものだと確信しています。先ずは富山YEGとはどんな団体なのかを共に学び、理解を深め、本質を見極めることが重要です。YEGには多種多様な業種の会員が在籍し、その知見や魅力はYEG活動に参加すればするほど自分の中で存在感が増していくでしょう。そしてそれが自社業、また家庭やプライベートにも生きてくるはずです。

これらのことを踏まえ、今年度の会員局では次の3つを軸に活動を行っていきます。

新入会員の育成
新入会員は次代の富山YEGを担う原石です。新入会員の積極的参加を促し、サポートすることでリーダーシップの芽を育てます。各事業・委員会の目的や意義をしっかりと伝え、知識と経験を共有することで実りあるYEG活動創出の一助となるよう努めます。

YEGに関する勉強会の実施
YEG活動を通して会員同士の連帯感を養うことを目的とし、YEGの理解を深めるとともに、共に学び議論することで会員同士の絆を醸成します。YEGの魅力を伝えることで会への参加意欲に繋がり、会員の資質向上にも繋げます。

現役会員と新入会員の交流
富山YEGの魅力は何といっても会員数の多さであり、約270名もの会員を抱える単会は全国的に見てもそう多くはありません。1年を通して様々な企画を行い、現役会員と新入会員との「絆を紡ぐ」ことに努めていきます。

青年経済人として自社業ではないYEG活動に時間を割くのは、経営の合理性という観点から見ても決して賢い選択ではないかもしれません。ですが、かのスティーブ・ジョブズ氏の伝説のスピーチの一文にこのような言葉があります。「Stay hungry,Stay foolish」直訳すると、「貪欲であれ、愚か者であれ」となります。しかし、彼のスピーチの前後の文脈から考えると、「たとえ圧倒的多数のやり方から外れることになったとしても、自分の心に従うこと」という意味となり、その後、「そうすることで、すべてが変わってくるのだ」という話に繋がります。「Stay hungry」は、過去の成功を捨て、身軽でいること。「Stay foolish」は、多数派の信じることに反しても、自分の心に従うこと。地域を支える青年経済人として先導者たる気概を持つということは、正にこの言葉から学び実践すべきと考えます。そしてYEG活動でしか得られないことをこの1年で自分の手で掴みとってほしいと思います。

結びになりますが、富山YEGにも、会員一人ひとりにもまだまだ「伸びしろ」があると思います。先行き不透明な時代を生き抜く為にも我々青年経済人にとって個々人のレベルアップは必須ではありますが、「伸びしろ」のものさしは誰も持ち合わせていないのではないでしょうか。それを引き出すために有効なのは、間違いなくYEG活動であり、個々の自己成長が自社業の可能性も拡げてくれます。会員一人ひとりの成長が富山YEGの更なる発展へと繋げられるよう1年間活動に取り組みたいと思います。

局運営概要

  1. 新入会員の育成
  2. YEGに関する勉強会の実施
  3. 現役会員と新入会員の交流