11月7日(日)に商工会議所の10階大ホールにてスタジオを構築し、新型コロナ感染症の観点より、オンラインにて会員及び市民参加型の新規事業『YEGフェア2021』を開催させていただきました。
ここ数年青年部では、同じく市民の方参加型事業として『TOYAMA まちなか Music&Heritage Festival(まちフェス)』を開催して参りました。まちフェスでは「Music」を中核とし開催され、先輩方のご尽力もあり一定の成果を上げて参りました。『YEGフェア』は、前身であるまちフェスの「残したい富山の文化的遺産(=Heritage)」の部分を継続・発展させ、まちなかの賑わい創出、文化・地域振興に寄与する事業として立ち上げられました。
初開催となる今年は、テーマを『とやま GO AROUND!! 〜歴史と文化の未来博〜』とし、先行きの不透明さ、且つ活動の制限が予測されるなかでも、実現可能で人とのつながりが感じられる未来型の事業のあり方を追求し、市民や未来を担う子供たちが富山の歴史や文化に触れ、学び、さらには未来への希望を感じられる1日を創り上げ、本事業を通じて富山市の文化ならびに地域振興に寄与すること、富山市の今ある魅力、新しい魅力を発掘し、その価値を発信することにより、郷土愛・シビックプライドを育むきっかけとしていきたい、などの想いを込め、富山の過去・現在・未来と時間軸をキーワードにした3つの企画で構成しました。
自分たちは富山のことをどれだけ知っていて、そもそもそれは正しい知識なのか?自分の子供たちに伝えていくべき郷土富山のことをどれほど理解しているのか?などをテーマに、富山の名所や歴史ある場所を11本の自主制作した動画にまとめ発信し「過去」と向き合い、“とやまマチナカ大会議”と称した企画で、富山を代表するメディアの方々やプロスポーツ選手の方々が一同に会し、富山の魅力や、富山のスポーツシーンを熱く語り合うなど「いま」を知り、そして、これからを考える「未来」の部分では、企画を“トヤマノミライエ”とし、これからの地域の発展を担う子供たちに、『富山の未来へ』というテーマで、未来の富山、将来あってほしい富山の姿を考え文字や絵にしてもらい、それに触れた我々大人である自分たちが未来に向けて何ができるのかを考える機会とし、子供達からはたくさんの純粋で希望溢れる未来へのメッセージが届き、心が洗われる企画となりました。
初開催の事業ではありましたが、関わっていただいた方々の多大なるご尽力とご協力もあり、とても学びのある事業であったと感じています。YEGフェア2021を創り上げてくださった全ての方に感謝とお礼を申し上げます。
スクラム創造特別委員会 委員長 増山 隆