経営力アップ委員会

委員長  木村 英樹

テーマ「 手に入れろ!新しい経営様式~100年に1度の危機を乗り越える為に~」

 

商工会議所の活動に創業100年企業顕彰があります。今、日本には約300万社ある中で、創業100年を超える企業は約3万社。100社に1社の割合であります。これらの企業は奇しくも100年前に起こったスペイン風邪によるパンデミックを経験した企業です。当時もまた今回同様、社会経済活動が大きな打撃を被った事は言うまでもありません。これらの企業は100年以上の歴史の中で、パンデミックをはじめとする幾多の危機をどのように乗り越えてきたのでしょうか。昨年度、創業100年企業を対象にしたアンケートによると9割を超える企業が、「今回の新型コロナウイルスによる混乱を社会経済の変化の兆しと捉えている」と回答。事業方針を転換する意思決定を下すなど、既存ビジネスのあり方を検討している企業が多いことが分かりました。もっとも、進化論における有名な言葉に「強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」とあります。要するに、変化できる企業こそが生き残れるのです。

 

それでは、変化できる企業にとって大切な事は何か。それは経営者若しくは、経営に準ずる立場にある私達の「学び」が重要だと考えています。とりわけ中小企業は、トップと現場が極めて近い存在である為に、トップダウンによる意思決定の浸透がスピード感を持って図れる利点があります。つまり、トップの「学び」が変化に対応する企業の適応能力に直結するのです。

人々の暮らしが一変した「新しい生活様式」によるニューノーマル。人との接触を避けた消費活動のオンライン化に伴い、供給者でもある私達もそれに柔軟に対応するビジネスモデルが求められると共に、加速する働き方改革、国や行政が推進するテレワークなどの業務スタイルの変革も同時進行で求められています。これらの観点から、今年度の経営力アップ委員会は、変化できる企業になるべく、以下の活動で「学び」の場を創出していきます。

 

【難局を乗り越え、生き抜く為の経営革新セミナー・相談会の実施】

先行き不透明な状況だからこそ、エキスパートによる考察や展望を知る事は、私達に気づきやアイデアをもたらしてくれます。また各業種のリーディングカンパニーの取組みを知る事やデジタル化による新たな価値の探求で、ウィズコロナ/アフターコロナ時代を生き抜く術を学びます。大小問いません、自社業における各々の経営革新(イノベーション)を手にいれましょう。

 

【タテとヨコの繋がりによる、YEGスクラムを具現化する勉強会の実施】

この未曾有の事態を打開することは、全会員企業の共通課題であります。既存の経営論では立ち行かない事もあるでしょう。企業を存続させるという宿命に対して、会員同士(ヨコ)が知恵を出し合い、思いを共有し一丸となる事や、国や行政の方針や方策を、私達の親である商工会議所(タテ)を通じて理解を深め、活用する術を学ぶ事で、未来へ向けたヒントを得られる委員会にしたいと思います。

委員会活動概要

  1. 経営革新セミナー・相談会の実施
  2. YEGスクラムを具現化する勉強会の実施