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委員会・局・室

政策提言特別委員会

委員長 道谷 昌弘
テーマ「共存共栄 ~共に学び 共に選び 共に築き~」

富山YEG会員の多くは富山にビジネス・生活の基盤を置き地域と共に活動しており、地域を愛する多くの会員が所属する日本屈指の単会へと成長しています。この多くの会員が集まる富山YEGで取組む政策提言活動は、これまで12年間継続した歴史ある活動として継承されており、富山市・OBの方々など多方面から大きなご期待を頂く活動へと成長してきていると感じます。この政策提言活動の今を背負う我々YEG会員は、経済団体としての視点を生かし、また富山YEGのスケールメリットを生かした多くの意見集約を行い、自らの活動基盤である富山市の政策に強い関心を向け、深く学び、理解することで、しっかりとした地域社会の振興発展に繋げ、新たな共存共栄の政策提言活動としていかなければならないと感じております。本年度目標とする、新たな共存共栄の政策提言活動へと繋げるため以下の三項目に焦点を当て、一年間活動してまいります。

■其の一、共に学び
【政策提言活動を通して会員の資質向上へ繋げる】
日本の人口が減少していく環境下で、現状維持の考え方では経済活動も縮小していく一方です。ビジネス環境も急速な変化を続けており、前提条件が変わらないときの改善に適するPDCAを主体とした今までのフレームワークでは、現在の経済環境についていくことが出来ません。 明確な答えが用意されていない現代、迅速に意思決定を行い、活動を修正していくことが求められますが、現状に向いた新しい考え方であるOODAを主体としたフレームワークを取り入れ、また多くの富山YEG会員で取り組むことで、「共に学びながら」富山YEG会員の資質向上を図り、政策提言活動のアップデートへと繋げます。

※ PDCA とは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)という流れで、前提条件が変わりにくい状況に適した考え方
※ OODA(ウーダ)とは、Observe(観察)、Orient(状況判断)、Decide(意 思決定)、Act(実行)という流れで、前提条件が変わりやすい状況に適した考え方

■其の二、共に選び
【過去に提出した YEG 政策提言書の検証、及び他単会が実施している政策提言の研究】
昨今のコロナ禍がもたらした社会・経済への急速な変化を与える環境下で、我々富山YEGでも活動内容を変化させ、また自社業の事業スタイルなども世の変化に合わせ活動しています。これからのアフターコロナ時代においても、変化した考え方・スタイルが元に戻ることなく浸透し定着しつつあります。このような時代の変化に対して、富山YEGのこれまでの提言を振り返り、過去の考え方を取り入れると共に、急速な時代の変化に合わせた提言活動のアップデートに取り組んでまいります。具体的には、過去に富山YEGで政策提言委員会活動に携わられた方々とのディスカッションや、他単会で実施している政策提言活動の調査研究で様々な考え方に触れ、富山YEG会員の政策提言活動の理解の向上を図るとともに、政策提言として取り組む地域の課題を模索し「共に選んで」まいります。

■其の三、共に築き
【地域経済の現状等に関する対話を深め、解決策を討議し、行政機関・関係各所へ提言】
「まちづくり」は行政機関・市民・企業などその置かれる立場でその視点が変わると思います。多くの方から賛同・関心を得るまちづくりとは、富山に集う様々な価値観を持つ多くの人々が、違いを認める姿勢でコミュニケーションを深め、また相互に理解することによって導き出されるものと思います。当委員会の活動は、次世代の地域経済を担う青年経済人として、その違いを認める精神性を養い、活発な意見交換や交流を率先して行い、多方面の情報を活かした、「共に築く」政策提言活動といたします。

当委員会活動の目標とする一つに「多くの富山YEG会員が参加しやすい政策提言委員会とする」を掲げたいと思います。富山YEG会員のコミュニケーションを深めて参加に繋がる環境を作り、バックグラウンドが異なる他業種が多く集まる富山YEGらしさを活かした、違いを認めることのできる活発な意見交換を軸とした、結論ありきではない政策提言活動を富山YEG全体で実現していきたいと思います。
最後に、一年間の政策提言活動を通して、富山YEG会員同士の強い結束を実現すると共に、自社業に役立てるスキル向上に寄与できる時間としていきたいと思います。何卒、積極的なご参加をよろしくお願いします。

委員会活動概要

  1. 政策提言活動を通して会員の資質向上へ繋げる
  2. 過去提出した YEG 政策提言書の検証、及び他単会が実施している政策提言の研究
  3. 地域経済の現状等に関する対話を深め、解決策を討議し、行政機関・関係各所へ提言