地域刮目委員会

委員長 種昻  哲

テーマ「学びと議論を重ね、富山のポジティブな未来像を想像(イメージ)しよう」

現代は変革の時代と言われています。AI(人口知能)技術などの発達による産業構造の変革、働き方改革、人口減少による社会全体の意識の変化など、私たちを取り巻く社会は日々変化にさらされています。私たちが生活し、経済活動を行う上で、それらの変化をポジティブにとらえ、チャンスへと変えるためには、まだ目の前に見えていない新しい社会の姿を「想像(イメージ)」する力が必要不可欠であると考えます。
富山市においては現状、流入人口が流出人口を上回ってはいますが、総人口としては微減を続けています。このことを、過去の経済成長の延長線上で捉えると、市場が縮小することが予想され、悲観的に考えざるを得ません。しかし、人口減少の中での豊かな社会とは何だろうと思いを巡らせることで、新たな価値観が生まれ、個が尊重される豊かな社会が生まれると考えることもできます。また、北陸新幹線の開業により県外から様々な企業が県内に参入していることに対して、競争の激化や人材の流出と捉えるか、新たな交流やビジネスのチャンスと捉えるかで、思い描く未来像は180度変わるのではないでしょうか。
私たち、地域刮目委員会の役割はまさに富山のポジティブな未来像を「想像」し、議論を重ね、その未来像から具体的な政策へとつなげ、提言書というアウトプットを完成させることにあります。そのためにまず必要なことは、2010年から継続して提出されてきた政策提言書を振り返り、富山YEGがこれまでどのように富山の未来像を思い描いてきたかを学ぶことであると考えます。精度の高いイメージを持つためには、歴史を学び、様々な情報や知識を蓄え、多くの議論を重ねることが重要です。また、まだ目の前にない未来を「想像」するためには、自分の身近なことにだけに目を向けていてはいけません。他の自治体の事例や、提言書、ときには世界に目を向けて、知的刺激を求めていくことも大切です。みなさんの経験をもとに意見交換をしたり、皆で何かを視察することも有効かもしれません。そこにより良いヒントが隠されていると思います。
自ら得た知識を編集し、知恵を絞り、より良い未来を想像することには夢や希望があり、とても創造的な作業です。ただしそれらを現実に落とし込む過程では苦労や衝突もつきものです。みなさんにはそれらも含めて新たな政策提言が生まれるプロセスを楽しんでいただきたいと思っています。
最後に、地域刮目委員会の活動の目的は政策提言書を作成し、富山市に提出することではありますが、会員一人一人がその活動を通して未来を想像する力を養い、新しい富山の姿に思いを巡らせてほしいと思います。この委員会を通して学んだ様々な市政に関する知識や情報を、地域に根ざしたビジネスチャンス開拓へとつなげていきましょう。

委員会活動概要

  1. 富山市のあるべき未来像について調査・協議し行政等関係各所に具申・提言する
  2. 過去に提出したYEG政策提言書の検証、及び各単会が実施している政策提言の研究
  3. 政策提言を通じて得た知識を自社業に生かしていくための勉強会