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事業報告

令和3年2月度 新型コロナウイルス対策特別事業 講師セミナー

新型コロナウイルス感染症の影響により、企業を取り巻く環境も大きく変化しており、従来のビジネスモデルを見直す時期が来ています。今後はこのコロナ禍を耐える守りの経営から、現状を打開する次の一手を講じる事が肝要となります。

令和3年2月16日(火)に「捲土重来~攻めに転じる一手を導き出そう~」と題して、新型コロナウイルス対策特別事業 講師セミナーを開催し、富山県中小企業診断協会会長の布目氏を講師にお招きし、ZOOMを使用したライブ配信での講演会を開催しました。

講演では冒頭に新型コロナウイルス感染拡大や自然災害など急激且つ様々な変化に対応出来る強靭な企業を目指す為に、事業継続力強化計画策定の必要性や考え方をお話しいただきました。自社分析からの経営計画(事業計画)策定においては、SWOT分析を中心に教授いただき、外部環境分析の機会(Opportunities)と内部要因分析の強み(Strengths)を掛け合わせた自社独自の戦略の重要性を説かれました。また我々経済人にとっては非常に関心のある、菅政権目玉政策の1つである事業再構築支援事業の補助金についても紹介されました。中小企業では補助率2/3で上限が6,000万円と他の補助金と比較しても破格の内容であり、3月予定の公募開始に向けて親会などの支援機関と連携し申請準備を進める必要があると感じました。

前述したように、短い時間ではありましたが参加会員にとって今後の事業所経営の一助となる非常に有意義な事業となりました。現役会員以外にOB会員の参加もあり、現在の経済状況に対する不安や悩み、何とか現状を打破したいという思いが感じ取れました。また残念ながら当日参加出来なかった会員が視聴できるようメールでの動画配信も行いました。本事業が各会員の資質の向上、そして各社業の発展に繋がれば幸いです。

最後になりますが、講師を快く受けて頂きました布目氏をはじめ、この度の事業開催に尽力いただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。